hirojisan’s blog

73歳の老人が書く徒然日記です。

皮膚の大敵、肌と毛髪の加齢トラブルはなぜ起きる?

シミ、しわ、たるみなどの加齢による皮膚の変化は、紫外線との関係が大きいとされています。太陽光に含まれている紫外線のうち波長の長い【UV-A】と【UV-B】は地表まで届き、私たちの体に悪影響を及ぼしている。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からなっています。表皮はさらにいくつかの層に分かれており、一番奥の層(基底層)でできた新しい細胞が上へ上へと押し上げられ、最後は赤となってはがれていきます。このような仕組みが【ターンオーバー】といい、約50日での周期で繰り返し繰り返していくのです。

表皮の下にある真皮は厚く、弾力がある繊維(コラーゲンとエラスチン)に富んでいます。健康な肌の【弾むようなハリ】はこれらの繊維のなせる技です。

真皮には血管、神経、リンパ管が通っており、戦勝や免疫に関与する細胞も豊富に含まれています。

シミやたるみは真皮中のコラーゲンやエラスチンが減る、繊維構造の異常によることで起き、主に皮膚の奥深く到達するUV-Aによる作用です。こうした紫外線による老化は【光老化】と呼ばれる。

シミは、表皮に含まれる色素(メラニン)が沈着することなどででき、UV-Bの作用によるものといわれています。【メラノサイト】という細胞でチクられたメラニンは、周囲の細胞(角化細胞)に渡されてその核を守る日傘のような役目をしています。

メラニンの濃い色が紫外線を効率的に吸収するのです。しかし、長い間紫外線を受けていると、メラノサイトの遺伝子に異常が生じ、メラニンの量が増加することでシミが出来ます。基本的に、シミ、しわ、たるみが生命を脅かすことはありません。ただし、ただし、過度の紫外線を浴び続けると、皮膚がんが発生して最悪の場合、死に至ることもあります。

|毛髪の加齢トラブルも紫外線がかかわっている

毛髪も、皮膚ほど早いサイクルではありませんが、【伸びて脱落し、次の毛が生える】というターンオーバーを繰り返しています。毛が黒いのもメラニンによるものなので、加齢や光老化によってメラノサイトの機能が衰えたり細胞数が減ったりすると、メラニンが毛髪のいきわたらなくなって白髪になってしまいます。

拍は苦に比べ、脱毛はやや複雑です。脱毛は、毛を作るための栄養分の減少、新たな細胞を供給する【幹細胞】の能力の低下、細胞死の頻度の増加などのより、、毛を生みだして育てる機能が低下するために起きます。これには性ホルモンが深くかかわっているとされています。